F&F総合カタログ 2023 Vol.12 第2版 2023 05
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【2】ポリスチレンの特長は?【3】ポリスチレンのエクステリア建材化【4】マイティウッドの人工木材【5】リサイクル人工木材の材料「ポリスチレン」っていったい何?【1】ポリスチレンとは?原材料となるスチレンモノマーの重合体で、一般の包装材料・雑貨・家庭用品などに幅広く使用されています。ポリエチレン(低密度、高密度)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルと並ぶ5大汎用樹脂のひとつです。1935年にドイツとアメリカで工業化され、日本では1950年代後半に工業化に成功しました。現在世界での使用量は約1000万トン強といわれています。F&Fはポリスチレンのエクステリア建材化にいち早く着手しました。一般生活環境下での耐酸性、耐アルカリ性(有機溶剤には耐性なし)があるため紫外線吸収剤他、独自配合技術による耐候性能の向上とともに、建材としての導入を図っています。また、食品容器にも使用される高い環境安全性を重視し、環境負荷低減のためリサイクル材の採用も積極的に行っています。加工しやすい、形状再現性が高い、発泡させると断熱性が高い等の特長があります。主な物性は以下の通りです。臭い→なし 引火点→345~360℃融点→明確な融点はなく 100℃位から徐々に柔らかくなる。 自然発火温度→488~496℃溶解性→水に溶けない。塗料・接着剤など有機溶剤の種類により溶ける。●高倍率発泡、軽量の食品容器とは異なり、低倍率発泡の押出し材とすることで高耐久性化を図っています。●独自調色技術による木目模様を実現しています。●樹脂ならではの伸縮膨張に見合った納まり構造が採用されています。●必要強度部材には金属材料を補強材として採用しています。具体的な方策は将来的な課題となりますが、木紛等を含まない単一原料のため、再再生(リサイクル材の再リサイクル)が容易です。カタログ記載事項に関するお願い●業務用カタログとなりますので表示価格には消費税・工事費は含まれておりません。●表示した寸法の単位は、特に指定のない限り、全てmmを使用しております。●アルミの形材の材質は、全て「J I S A6063S-T5」を使用しております。●使用しているドリルネジは一部を除き「SUS410」を使用しております。●本製品は、リサイクル材を使用しているため、製品の特性上、色差・色ムラ・表面の粗さ・反りなどが生じます。特性上避けられないことをご理解・ご了承ください。●全く同じ質感・色合いで長期間製造できないことがあります。施工後のメンテナンスや改造・増設などの追加部材で、色差・色ムラ・表面の粗さ違いが発生する場合があります。●目隠し性の高い高尺フェンスは、基礎石での施工は避け独立基礎施工としてください。●本カタログ掲載の製品の仕様・価格変更または販売終了を予告なしに行う場合がございます。1

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